人材紹介業、派遣業における、ホームページにて取り組むべきSEO対策とは?
SEOって?
近年ではSEOという言葉も、IT業界外の方でも一般的に耳にする言葉となってきました。
※SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、日本では検索エンジン最適化を意味します。ホームページを検索エンジンに対して最適化を施し、より上位に表示をさせる施策を意味します。
当然と言えば当然、検索結果上3位以内に表示されているサイトと、それ以下、及び2ページ目、3ページ目に表示されているサイトでは、アクセス数は雲泥の差となり、その差がホームページからの反響数に直結し、必然的に売り上げにも直結します。
大げさではなく、WEBに力を入れている中小企業の場合、売り上げの大部分がこのSEO対策に起因しているケースが大変多く、そのことからIT業界だけでなく、それ以外の業界でも、SEOが今後、より重要視されていくことは必要不可欠と言えます。
検索エンジンからの流入なくして、反響獲得はありえない
検索エンジンに引っかかってこないホームページは、厳しい言い方をすれば存在しないも同然です。
ユーザがそのページに辿り着く手段が他にありません。当然ホームページからの売り上げも期待が出来ない、ということになります。
ホームページを作成したら、まずやらなくてはいけないのが、検索エンジンに引っかかるようにする施策です。Googleが提供するウェブマスターツールというサービスを利用することで、効率的にサイトの情報をGoogle検索エンジンに送信して、サイトとして検索エンジンに登録をしてもらうことが可能です。
ただ、検索エンジンにホームページの情報を登録してもらったからといって、いきなり訪問者が増えてくるわけではありません。
サイト上で施策しているキーワードと、実際にそのサービスを探しているユーザが検索エンジンに打ち込むキーワードに乖離があれば、意図したかたちで訪問者をホームページに誘導することが出来ません。
例えば、今見ていただいているこのホームページは、「人材派遣や人材紹介業を営んでおり、ホームページから求職者を集めたい」と思っている方たちに向けて構築をしているのですが、弊社の会社名である「株式会社パルムゲート」と検索をしてくる人はほとんどいません。
なぜなら、お客様は弊社の名前で検索してくるのではなく、「人材派遣 ホームページ作成」や「職業紹介 ホームページ作成」などと検索をしてきます。おそらく、たった今この文章をお読みになられている貴方様もGoogleにて検索されたキーワードは「パルムゲート」ではなく「職業、人材紹介関連+ウェブサイト作成、ホームページ作成」などといったキーワードで、当サイトに訪問いただいているかと思います。
引っかかってくるべきは、「人材派遣 ホームページ作成」や「職業紹介 ホームページ作成」といったキーワードにりますので、ホームページを構築する際に、弊社の名前であるパルムゲートというキーワードで引っかかりやすくなるような構成にしてしまったとしたらそれは大きな間違いとなります。
どんなキーワードでホームページに来て欲しいか?を考えることよりもユーザはあなたが提供しているサービスをどのようなキーワードで検索しているのか?という事のほうがものすごく重要なのです。
そこを理解できているか出来ていないかでもアクセス数は大きく異なります。
キーワード解析ツール使ってみると、、、
例として、薬剤師の紹介用サイトを想定してみましょう。
単純に「薬剤師 求人」で上位にこればいいのでは?と思ってしまうのは当然です。ただ「薬剤師 求人」はビッグワードで競合も多く、そう簡単に上位表示をするのは難しいといえます。
Googleが提供しているキーワードプランナーというツールを使って分析をすると、確かに「薬剤師 求人」というキーワードはビッグキーワードで、上位に表示がされたいキーワードではありますが、それ以外にも施策すべきキーワードがある、というヒントを得ることが出来ます。
「東京都 薬剤師 求人」というパターンで、「47都道府県+薬剤師+求人」という3つの組み合わせで検索をしているユーザがかなり多く、人口が多い都市は都道府県からさらに入り込んだ「市区+薬剤師+求人」というパターンでも検索数が多いのが見られました。
これらのキーワードの組み合わせの検索数を合計すると、「薬剤師 求人」というビックキーワードの検索数よりもはるかに多い、ということがわかります。
1ページに施策できるキーワードの数は多くて3つです。欲張りすぎてもいけません。そのページ上には施策したキーワードに対するコンテンツが充実している必要があり、キーワードを増やせば、盛り込むべきコンテンツも増え、ページの構成が難しくなります。
コンテンツが薄いのに、キーワードだけを羅列するページは、逆に評価を落とします。そう考えると、この1ページ3つのキーワードというのは概ねそうあるべき数字ということになります。
「東京都 薬剤師 求人」はちょうど3つのキーワードを使っているので、これを1ページとしてコンテンツをサイト上に用意してあげることにより、東京都で薬剤師として転職活動をしているユーザ、つまり「東京 薬剤師 求人」などと検索をしている求職者をホームページに誘導することが可能となってきます。
ただ47都道府県にプラスして、大都市のパターンを考慮すると、数百程度の組み合わせが考えられ、そうなると、対応すべきキーワードの組み合わせが多くなりすぎて、現実的に人的にそのよなコンテンツを用意するのは難しくなります。
そこで重要視されるのが、内部SEO施策されたサイト内検索機能であります。
サイト内に見ごたえのあるページを生成する
トップページから、「東京都」をクリックしてたどり着いたページは1階層目となります。
このページでは愛知県の薬剤師の求人情報を羅列します。施策できるキーワードとしては、「東京都 薬剤師 求人」となります。
他の都道府県もあるので、この1階層目には47(都道府県分)パターンの組み合わせが考えられます。
このページからさらに「渋谷区」をクリックしてたどり着いたページは2階層目となり、施策できるキーワードは「渋谷区 薬剤師 求人」となります。
市は日本に790前後ありますので、この2階層目には790(市分)パターンの組み合わせが考えられます。
このページからさらに「正社員」をクリックしてたどり着いたページは3階層目となり、施策できるキーワードは「渋谷区 薬剤師 正社員」となります。
雇用形態として、正社員、契約社員、派遣、パートの4パターンとする場合、この3階層目には、数千という組み合わせが発生してきます。
このように階層ごとに、ページを理論的に自動生成して、サイト内の検索結果ページを厚く構築することにより、幅広いキーワードでこれらの生成された検索結果ページに、Googleから直接、集客をすることが可能なのです。
もちろん重要なのは、求人情報です。それを忘れてはいけません。求人情報が極端に少ないのに対して、サイト内の検索結果ページばかりを量産していては検索エンジンからもマイナスの評価がつけられてしまうので、むやみやたらに生成された検索結果ページをGoogleの検索対象にするという設定は避けるべきです。
細かな話になりますが、noindexと呼ばれる施策にて、特定ページはGoogleの検索結果対象から外してね、という指示が可能です。システムを利用して効率的に、キーワード施策がされたページを量産できるのは良いことですが、上記で述べたように検索結果のページを量産しても、そこはサイト内検索結果のページであり、その検索結果のページに求人情報が全く載っていなければ、Googleから「ちょっとやりすぎではないか?末端のコンテンツが極端に少ないのに、間のページを生成しすぎでは?」というマイナスの評価をつけられてしまうのです。
ユーザにとって最も必要とされているのは、掲載する求人情報の質及び数です。掲載される求人の数が増えれば増えるほど、上記のシステムで生成したサイト内の検索結果のページが、効率的に検索エンジンに拾われるようになり、それに比例してアクセス数、反響数が増えていくということなのです。
キーワードプランナーから得られるほかのヒント
薬剤師に転職を考えている人がどのようなキーワードでGoogleで検索をしているかを知ることで、ピンポイントにそれに最適なコンテンツを構築し、アクセス数を増加させていくことが可能です。
上記では、主に「エリア×薬剤師×求人」というパターンを例に出してみましたが、他にも薬剤師に関連するキーワードの組み合わせは考えられます。
キーワードプランナーを利用して、関連キーワードを分析してみると、薬剤師 資格
「薬剤師 年収」、「薬剤師 給料」、「薬剤師 時給」、「薬剤師 新卒」、「薬剤師 英語」、「薬剤師 ブログ」などなど、実に様々なキーワードにてユーザが検索していることがわかります。
例えば「薬剤師 資格」と調べている人には「薬剤師になるための資格」などといったタイトルでコンテンツの作成が可能です。
ユーザーが実際に検索しているキーワードを予め知っていることで、ユーザーをそこに的確に誘導できるのです。
まとめ
やるべきSEO対策、やるべきではないSEO対策を把握して、施策をしていくことで、他者のサービスサイトと大きく差を広げることが確実に可能です。
長々とかきましたが、上記で述べたことはSEO対策の氷山の一角です。他にもこだわった施策を実装している、弊社のパッケージを是非ご検討いただければと思います。
- 求職者が検索するキーワードを知ることで、反響率は圧倒的に上昇します。
- 人材紹介業、派遣業における、ホームページにて取り組むべきSEO対策とは?
- モバイルフレンドリーでスマホ対応がされていないサイトは、順位が下がる?
- 作るだけではアクセスは増えません!求職者を惹きつけるためにはどうすればよいのか?
- 御社の顔(強み・こだわり)が見えるサイトになっているか?システム、デザイン、構成すべてにこだわりを。
- デザインは御社のイメージを直感的に求職者に伝えるので、重要です!
- サイトの案件検索や絞込み条件など使い勝手に利用者はかなり敏感
- 求められているのは案件の情報だけではない
- 一定条件で毎週、もしくは毎日メールで告知してくれるサービスは人気が高い
- 転職サイト、人材派遣サイト利用ユーザーは複数のサイトに登録する傾向に
- 専門性が進む転職サイト